あなたのLANはギガビット対応ですか?

インターネットが遅い!
そんな時、パソコンやWi-Fi機器ばかり気にしていませんか?

LANはギガビット対応が標準的

NTTのフレッツ光など、一般的な光回線はギガビット(1Gbps)という速度に対応しています。
ADSL時代は8〜48Mbps、光回線の初期では100Mbpsや200Mbpsという速度でしたが、NTTのフレッツ光がギガファミリーやギガラインといったプランを提供したことで、1Gbps=ギガビットが一気に普及しました。

東京などの大都市ではNTTのフレッツ光クロスなど10Gbpsの超高速回線の提供も始まっていますが、その普及スピードは遅く、一般的なものになるには時間がかかりそうです。

ネットワーク機器もギガビット対応にしよう

光回線がギガビット対応になっても、使用する機器が古い規格(100Mbpsなど)のものだと、その機器を経由した時点で速度は遅くなります。

Wi-Fiルーターは気にされる方も多く、それなりの頻度で交換されていることが多いですが、見落としがちなのがLANケーブルやハブといったネットワーク機器です。

LAN(イーサネット)の規格

規格速度(転送レート)対応ケーブル
100BASE-TX100MbpsCAT.5
1000BASE-T1GbpsCAT.5
2.5GBASE-T2.5GbpsCAT.5e
5GBASE-T5GbpsCAT.6
10GBASE-T10GbpsCAT.6A / CAT.7
25GBASE-T25GbpsCAT.8
40GBASE-T40GbpsCAT.8

現在の主流は最大1Gbpsの通信速度の1000BASE-Tですが、デスクトップパソコンのLANカードやWi-Fi機器などでは10Gbpsに対応したものも出てきています。

CAT.7対応のLANケーブル
CAT.6A対応のLANケーブル
現在主流の1000BASE-T対応のハブ
100Mbpsまでしか対応できない古いハブ

現時点では1000BASE-T対応を選べばOK

ギガビット(1Gbps)に対応するのは1000BASE-T規格以上のネットワーク機器になりますが、普及率や価格面からみて1000BASE-T規格の製品を選ぶのがおすすめです。 LANケーブルはCAT.6でOKです。

上位規格の製品も出回ってきていますが、価格的にも高いですし、一般的な利用ではその性能を活用する場はないので、無理しなくてもいいでしょう。

フジデンキのLAN環境

インターネットはNTTフレッツ光のギガライン(1Gbps)、プロバイダはASAHIネットのIPv6接続です。
ひかり電話ルーターとWi-Fi機器やハブの間は余裕を持たせてCAT.7のケーブルで接続していますが、屋内の長尺配線はCAT.6のLANケーブル、ハブは1000BASE-T規格の製品を使用しています。

プロバイダをIPv6接続に変更した際にLAN配線の点検をしたのですが、古いLANケーブルが原因で速度が上がらなかった箇所もあり、全体的にLAN配線の見直しをしたので、現在はどこでも快適に利用できています。

速度が気になる場合はネットワーク環境の見直しを

ずっと前に配線しているLANケーブルはCAT.5だったり、ハブも100BASE-TX規格のものだったりすることもあります。
また、ネットワーク機器は24時間、365日休みなく動作しているもので劣化もしますので、古いハブやLANケーブルには要注意です。

インターネットやネットワークの速度が遅いと感じる時は、全体的にネットワーク機器やLANケーブルを点検してみましょう。

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ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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