Emotetの被害は日本が圧倒的に多い
トレンドマイクロは公式ブログで、2022年1~3月の期間で日本でのEmotetの被害が圧倒的に多かったというデータを発表しました。
Emotetの被害は増加 日本が圧倒的に多い
2022年第1四半期(1~3月)のEmotetの検出数では下記のグラフのように日本が圧倒的に多いという結果です。
Excelのマクロを使った手口が多い
Emotetの新たな手口として、Excel 4.0マクロ を悪用した例が多いというデータがあり、その手口は巧妙になっているとのことです。
また、WindowsのPowerShellコマンドを使った感染行為も多数確認されているようです。
トレンドマイクロの感染対策アドバイス
トレンドマイクロはEmotetの被害に遭わないためにも、以下の対策をアドバイスしています。
- 従業員向けのセキュリティ意識向上トレーニングの拡充。電子メールサプライチェーン攻撃などに対処する方法を共有する
- Microsoft Officeアプリにおけるマクロ機能の無効化
- メールに記載されたリンクをクリックしないように、必要なWebサイトについてはあらかじめWebブラウザにブックマークし、Webブラウザから直接アクセスするようにする。リンクに関してはカーソルを合わせてアドレスを表示させ確認する癖をつけるようにする
- 見慣れないメールアドレスや送信者名の不一致、企業になりすましたメールなどは送信者に悪意があることを示しており、情報を共有し、適切に対処できるようにする
- メール送信者の身元を確認せずに添付ファイルをダウンロードしない
- AI(人工知能)技術や機械学習型検索といった高度な検出機能を利用する
この中で一般ユーザーは、3と5を普段から意識して行動しておきたいところです。
Emotetはメールの添付ファイルやリンクから感染する仕組みなので、メールの扱いはこれまで以上に慎重に行うよう心がけましょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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