Ubuntu Desktopは2種類ある
フジデンキで実施するWindows 10パソコンを安全・快適なパソコンに再生する際に利用する際に使うOSのひとつにUbuntuがあります。
Linux OSのUbuntu Desktopには2種類あるのですが、どんな違いがあり、どちらをインストールすればいいのかを解説します。
Ubuntuの種類
Ubuntuには下記のような製品があります。
Ubuntu Desktop | パソコン用、WindowsやMacの代わりに使うためのOS |
Ubuntu Server | ファイルサーバーとして使うサーバーOS |
Ubuntu for IT | クラウドやデバイス(Raspberry Piなど)向けのOS |
Ubuntuは目的別に3つの製品がありますが、一般的にパソコンで使う目的のものは Ubuntu Desktopになるので、それに絞って解説します。
Ubuntu Desktopには2種類ある
Ubuntuのダウンロードページを見ると、Ubuntu Desktopには2つのダウンロードボタンがあります。
以下で紹介するのは2025年11月現在のバージョンです。
Ubuntu Desktop 24.04.1 LTS
LTSはlong-term support(長期サポート)の略称で、現在公開されている24.04は2029年4月までのアップデートが保証されています。
安定した動作で同じ環境を長く使い続けることができることができます。
Ubuntu Desktop 24.10
Ubuntuの最新バージョンです。
現在公開されている 24.10は2025年7月までのアップデートが提供されることになっていますが、次期バージョンが公開されればバージョンアップして利用するとができます。
バージョンアップはWindows 10から11に変わるようなものなので、大きな変化もあります。
どちらがおすすめ?
一般的にはLTSの付いた製品を使うのがおすすめです。
動作も安定していますし、慣れた環境を長く使い続けることができるので、LTSを使っていれば安心です。
新しいOSをいち早く使いたい!という方はLTSなしのUbuntu Desktopを利用して楽しむのもいいでしょう。
フジデンキのUbuntu利用供状況
フジデンキでは現在、24.04.1 LTSを業務用に使い、個人用には24.10を使っていますが、24.10の方は以前のバージョンからの変更点があり戸惑うこともありました。
さらにアップデートも頻繁にあるので、パソコンのメンテナンスなどを面倒がらずにできる方向けだな、と思いながら使っています。
UbuntuはWindows 10からの乗り換えにおすすめ
Windows 10のサポートが2025年10月14日に終了しますが、Windows 11のシステム要件を満たさないパソコンはWindow 11の無償アップグレードができません。
Window 10のサポート終了後、そのまま使い続けるのは危険ですが、Ubuntu Desktopで再生すれば安全に使い続けることができます。
Windowsで使っているブラウザのMicrosoft Edgeも利用できますし、データをOneDriveに置くことでOfficeオンラインが利用でき、WordやExcelのデータもそのまま使うことができます。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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