一般的にはWindows標準のウイルス対策ソフトで十分

Windowsには標準でウイルス(セキュリティ)対策ソフトが用意されています。
一般的なパソコンの利用では標準搭載のウイルス対策ソフトで十分に安全を確保できます。

Windows標準のウイルス対策ソフトで十分なワケ

国立サイバーセキュリティセンター(NCSC)が公表したガイダンスでは・・・

多くのアンチウイルス製品はマルウェアを検出し、隔離もしくは削除することで被害を防ぐ仕組みを持ち、最新の脅威に対応するため自動的に更新される設計になっていると説明する。「Windows」および「macOS」などには標準でアンチウイルス機能が含まれており、それを有効化するだけでも即座に安全性を高められるという。

Windows/macOSユーザーはむしろ無償の標準アンチウイルス機能で十分なワケ(IT media)

と言われています。

Windows 10以降、マイクロソフトはWindowsセキュリティを標準装備しており、そのウイルス検知能力は市販のセキュリティソフトに劣らない能力を持っており、業務用も含めて十分信頼に足るウイルス対策ソフトになっています。

Windowsセキュリティのウインドウ
Windows/macOSユーザーはむしろ無償の標準アンチウイルス機能で十分なワケ:セキュリティニュースアラート - ITmedia エンタープライズ

英国立サイバーセキュリティセンター(NCSC)は公表したガイダンスの中で、AppleおよびMicrosoftのPC利用者に対し、無償で利用できる標準アンチウイルス機能の有効化を強く促した。その理由とは。

さらに、使用中は下記の記事にあるように、警告が表示された際はよく読んで対処するとより安全に利用できます。

「OS標準の無料アンチウイルス機能で十分」には条件がある:半径300メートルのIT - ITmedia エンタープライズ

昔と違って、OSに標準搭載された無償のアンチウイルスソフトは進化しており、もはや有償製品をわざわざ導入する必要もなくなっています。ただ無償のソフトを使うなら少し注意しておきたい点も。今回はそちらを解説します。

市販のウイルス対策ソフトはライセンスの有効期間に注意

市販のウイルス対策ソフト(ウイルスバスターやノートン、カスペルスキーなど)を利用している場合は、そのソフトのライセンスの有効期間に注意しましょう。
有効期間が過ぎたウイルス対策ソフトはアップデートされず、新しいウイルスに対して無防備になってしまいます。
特にパソコン購入時に最初から入っている市販のウイルス対策ソフトは30日程度のお試し版なので、有効にしてもあっという間にライセンスの有効期間を過ぎてしまいます。
使い続けるなら有料でライセンスの更新、使わないならソフトを削除しましょう。

ウイルス対策ソフトは1つしか使えない

Windowsではウイルス対策ソフトは1つしか有効にならない仕組みになっています。
ウイルス対策ソフトがインストールされると、Windows標準のウイルス対策機能は無効化されます。
そのウイルス対策ソフトの有効期間を過ぎていても、インストールされている限り無効化されます。

一番危ないのは、有効期間を過ぎたウイルス対策ソフトがインストールされているという状態です。

市販のウイルス対策ソフトを利用する場合は、必ずライセンスが有効期間中の製品を使うようにしましょう。

まとめ

フジデンキでも修理で持ち込まれたパソコンの中には、購入時にあらかじめインストールされたウイルス対策ソフトがそのまま入った状態のものも時々見かけます。
もちろん、有効期間が過ぎました、危険です! という表示は出るのですが、表示が出ても閉じれば使える、ということで数年間使っていた・・・という例も。

最初にそのソフトを削除すれば、Windows標準のウイルス対策ソフトが有効になって安全に使えたのですが、ソフトの削除方法がよくわからない、面倒、さらに有効期間が過ぎても入っているんだから安全と思ってしまう、などの理由でそのまま使い続けてしまう例が多いようです。

パソコン購入時は特にこの点にご注意ください。

ちなみに、フジデンキではセットアップ時にお試し版のウイルス対策ソフトは削除して、Windows標準のウイルス対策ソフトを有効にしています。

ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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