中古パソコンの注意点
中古パソコンを購入・利用されている方も増えていますが、中古パソコンを巡ったトラブルも増えています。
そこで、中古パコンの注意点についてまとめました。
2023年 中古パソコンで注意したいこと
中古パソコンは新品のパソコンより安く買えることが魅力ですが、その分リスクもあることを理解しておきましょう。
保証期間は短い
1〜3ヶ月というものが多いようで、修理ではなく同等品と交換という対応になる業者もあるようです。
保証期間が過ぎれば故障しても修理は有償になります。
機器の経年劣化がある
中古なのでパソコン本体の経年劣化があります。
ハードディスクやSSDなどのストレージ、液晶パネル、キーボードなどは前の使用状況によって劣化が激しいものもあるので注意が必要です。
ハードディスクモデルはSSDに交換して販売している例も多いですが、品質の良くないSSDを使っている例もあります。
また、SSDモデルは交換せずに販売しているものが多く、前の使用状況によってはSSDの寿命が残り少なくなっているものもあります。(SSDの寿命はデータの読み書きの頻度が寿命に関係します。)
マイクロソフトOfficeは付属しない
ライセンスの関係上、中古パソコンにはマイクロソフトOfficeは付属しないものが大半です。
多くの中古パソコンではキングソフトのWPS OfficeがOfficeとしてセット販売されていますが、マイクロソフトOfficeと互換性はあるものの完全ではないので、他の方とデータのやり取りをする方は問題が起きることがあります。
Windows 11に対応しないものもある
2023年の夏、Windows 10のサポート終了は約2年後に迫っています。
Windows 11の無償アップデートは提供されていますが、Windows 11はパソコンのシステム要件(仕様・性能)が厳しく定められているため、すべてのWindows 10パソコンがWindows 11にアップデートできるわけではありません。
※アップデートできるパソコンの大まかな目安として2018年モデルのCPUが搭載されたパソコン以降になります。
オークションやフリマアプリでのトラブル
オークションやフリマアプリで中古パソコンを購入する方もいますが、個人売買の場合、届いたパソコンの状態や初期不良の対応などでトラブルになることも多々あります。
状態を偽って出品する例もないとは言えませんので、くれぐれも用心しましょう。
中古パソコン選びは目利きが大事
中古パソコンは骨董品と同じで、購入する際には目利きが大事 です。
本体や液晶パネルの状態、キーボードの劣化具合、ハードディスクやSSDの仕様時間や状態、そしてWindows 11が利用できるパソコンか・・・というあたりを見極めることがポイントです。
また、マイクロソフトOfficeを使いたい方は別途購入する必要がありますが、その費用は3〜4万円になります。
中古パソコンとマイクロソフトOfficeを買ったら新品のパソコンが買える金額になった、という笑えない例もあります。
目先の安さに惹かれて結果的に割高な買い物になってしまうこともあるので注意しましょう。
中古パソコンでも修理いたします
フジデンキでは中古パソコンの販売はしておりませんが、中古パソコンの修理は対応しております。
中古パソコン店、オークション、フリマアプリなど、どこで買ったパソコンでも修理いたしますので、お気軽にご相談ください。
修理診断・見積料金 3,500円 ※分解を伴う場合は 5,500円 (消費税込)
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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