IEからEdgeへ強制リダイレクトされるのを防ぐ方法
IEの利用は非推奨という時代になりましたが、利用するシステムによってはIE必須のものも存在します。
そんなシステムをかならずIEで開くようにする方法を紹介します。
ある日突然、システムが利用できなくなった
あるシステムを利用しているお客様から、急にシステムが開かなくなったという相談があり、確認してみるとこれまでInternet Explorer(IE)で開いていたのに、システムにアクセスするとEdgeにリダイレクトされEdgeで利用させようとします。
しかしそのシステムはInternet Explorer推奨で、Edgeは動作対象になっておらず、実際に利用しようとしても表示されません。
マイクロソフトはIEからEdgeへの移行を推進しているため、IE非対応サイトを開こうとした際にEdgeに強制的に移行して(リダイレクト)開かせる仕組みを作っています。
この仕組みがアップデートされたためか、これまではIEで開いていたのにEdgeにリダイレクトされるようになってしまいました。
必ずIEで開くように設定する
システムやサービスによっては動作対象がIEのみというものも未だに存在します。
特に社内の専用システムやネットワークカメラなどでは未だにIE推奨というものが多数存在するようです。
そんな時にEdgeにリダイレクトされては利用できなくなってしまうので、必ずIEで開くようにしたいわけです。
設定はEdge側で行います。
Edgeを開き、右上の三点アイコンをクリックしメニューを表示し[設定]をクリックします。
[設定]画面の左側にあるメニューから[規定のブラウザ]をクリックします。
Internet Explorerの互換性 という項目に Internet ExplorerにMicrosoft Edgeで開かせる というのがあります。
Internet ExplorerにMicrosoft Edgeで開かせる の右側にある選択肢を開きます。
Internet ExplorerにMicrosoft Edgeで開かせる の選択肢から なし を選択し設定します。
設定したらEdgeを閉じて、IEで利用したいサイトを開くと、これまでのようにIEで利用することができます。
一般的な利用ではIEは非推奨です
一般的な利用ではIEは非推奨であり、YouTubeなどではIEで開こうとするとEdgeにリダイレクトされるサイトがありますし、表示はするけれど警告が出るもの、正常に表示されないものなどもあります。
マイクロソフトはWindows 10が公開された2015年からIEではなく、Edgeを標準ブラウザとして開発をしています。
IEの開発は終了し、かろうじてセキュリティの保守をするのみ、今年の秋に公開されるWindows 11ではIEは非搭載になる予定です。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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