ハードディスク故障の症例が増加中?
ハードディスクが故障して修理する例は多いのですが、最近、一切データが読めない、取り出せないほど故障している例が目立ってきています。
パソコンの修理は可能ですが、失ったデータは取り戻すことができないので注意してください。
ハードディスク故障でデータが取り出せない
「パソコンが起動しない」と持ち込まれるパソコンの多くは、ハードディスク(最近はSSDのものもあり)が故障している例が多いです。
この場合でも軽傷なものは保存してあるデータを取り出すことが可能なのですが、最近立て続けにハードディスクが重傷のものが持ち込まれました。
あるものは認識するもののデータにアクセスできない、またあるものは認識すらしない・・・という状態で、データの取り出しを断念しました。
一般的な設備でデータが取り出せない場合でも、専門のデータ復旧業者に依頼してデータを取り出してもらうことも可能ですが、高額な費用がかかるので会社等の重要データでもないと、断念することが多いです。
ハードディスク故障には兆候がある
最近持ち込まれた例では、使用年数が8年以上のパソコンや外付けハードディスクばかりでした。
使用時間や使用年数がある程度いっているものは故障確率が高くなります。
大まかな目安として 使用年数は5年、使用時間は10,000時間 という基準があります。
そしてハードディスクの故障には下記のような兆候があります。
- 起動に時間がかかるようになる
- 起動後の動作が遅くなる
- 特定のアプリや機能が使えなくなる
- 使用中に固まる(フリーズする)
- 突然再起動する
- ハードディスクのアクセス音がいつもと違う(正常なときはカリカリと軽い音)
このような症状を感じたら、速やかに大切なデータをバックアップして点検することをおすすめします。
日頃からデータのバックアップを心がけましょう
ハードディスクの故障では、大切なデータを失うことがあります。
対策は パソコンの外にバックアップすること です。
日常的に使うデータはOneDriveやGoogleドライブなどのクラウドストレージを利用してリアルタムにバックアップする仕組みを作っておけば安心です。
無料のクラウドストレージでは容量が限られていますので、写真や過去のデータで保管しておくようなものは外付けハードディスク等にバックアップするのがいいでしょう。
大切なデータを守るのは自分自身です。
日頃からデータのバックアップを心がけて使うようにしましょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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