パソコンの寿命ってどれくらい?
商売柄「パソコンの寿命ってどれくらい?」と聞かれることが多いです。
そこでパソコン屋からみたパソコンの寿命についてお話します。
パソコンの買い替えサイクルは7〜8年というデータ
内閣府が行っている消費動向調査の最近の調査結果ではパソコンの平均使用年数は7.4年でした。
世帯主の性別で見ると、男性は7.2年、女性は8.1年、最も多い買い替え理由は故障で、全体の54.3%を占めていました。
多くの人が7〜8年程度でパソコンが故障し、買い替えを検討する傾向にあることが分かります。 ただし、使用環境や使用状況によっては、平均よりも早く故障する可能性や、長持ちすることも考えられます。
パソコンの買い替えの目安
パソコンの故障
修理可能な場合もありますが、修理費用と修理後何年くらい使えるかを検討して買い替えを選択することもあります。
性能不足を感じる
起動や動作に時間がかかり自分がやりたいことがスムーズにできない、使いたいソフトが使えないなど、パソコンの性能不足を感じる時は買い替え時期になります。
OSのサポート終了
今使っているパソコンのOS(Windows)がサポート終了になり、次のWindowsにアップグレードできない時は買い替えることになります。
パソコンの寿命は5年という説
某パソコンメーカーのチラシで「ハードディスクの寿命は5年=パソコンの買い替え時期です」というものがありましたが、これはハードディスクが故障してデータを失う前に買い替えたほうがいい・・・ということです。
今はデータをクラウドと同期したり、バックアップしておくことができますし、ハードディスク等のストレージは故障しても交換して修理できるので、5年で買い替える必要はないです。
パソコンを長持ちさせるコツ
パソコンは使い方によって寿命が変わることがあります。
普段から意識して使っていただければ、長く快適に使うことができます。
Windowsを常に最新の状態に保つ
日々のアップデートや年に1度のバージョンアップを実施し、最新の状態で使うようにします。
最低でも週に1回、2〜3時間インターネットに接続している状態をつくれば、自動でアップデートをしてくれます。
定期的にメンテナンスをする
不要ファイルの削除など、自分でできる簡単なメンテナンスを定期的に行います。
パソコンを掃除する
パソコンのキーボード周りや内部などにたまったホコリを定期的に掃除します。
また、液晶モニターに汚れがついたらすぐに専用の液晶クリーナーで拭き取ります。
※分解して掃除するのは、扱い方によっては故障の原因になることがあるのでおすすめしません。行う際は自己責任で行いましょう。
バッテリーを長持ちさせる
ノートパソコンの場合、月に1回程度、バッテリーで限界まで使用してから充電することをすると、バッテリーが活性化して劣化を遅らせることができます。
電源をつなぎっぱなしにせず、ほどよくバッテリーで使うことも効果があります。
また、電源を繋がずに半年以上放置しているとバッテリーが完全に放電し充電できなくなる場合がありますので注意しましょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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