イマドキのパソコンの寿命を考える

お客様からよく聞かれることのひとつに「パソコンの寿命はどのくらい?」ということがあります。
そこで今回は、イマドキのパソコンの寿命について考えてみたいと思います。

パソコンの平均寿命は6.8年?

内閣府の消費動向調査(令和4年3月分)によると、パソコンの平均寿命は7.4年とされています。

出典:内閣府 消費動向調査 令和4年3月分より(PDF)

上記サイトの調査結果では1年前の令和3年3月分では6.8年だったものが、令和4年3月には7.4年と半年程度寿命が延びています。
買い替えの理由は故障が54.2%と半数を占めています。

故障=機器の故障ではない場合もある

実際に多数のパソコン修理をしているとわかってくるのですが、パソコンの故障=部品の故障ではない例が多数あります。
よくあるのが「パソコンの動作が重い」「パソコンの起動や動作が遅い」という現象。
お客様は「パソコンが古くなったから」「パソコンが故障した」と思われることが多いのですが、実は機械的な故障ではない例が多いのです。
多くの場合その原因は、Windowsのシステムの不調=ソフトウェア(OS)の不具合であり、初期化やメンテナンスで改善されるものです。

パソコンの寿命はどう判断する?

パソコンの寿命、パソコンをいつまで使えるかはどう判断すればいいか?
いくつかの判断材料があります。

機械的な劣化

ハードディスクの故障や液晶画面の劣化、キーボードの故障など物理的に故障した場合は、部品交換が可能か、費用はどのくらいかかるかによって判断します。
パソコンメーカーではは販売開始から5〜7年程度で修理対応を打ち切りますので(メーカーによってはもっと早いところもあります。)、メーカー修理ができない例も出てきます。
※フジデンキでは、互換部品が入手できるものはメーカー修理の期間が過ぎても修理を実施しています。

性能への不満

パソコンでやりたいことがスムーズにできない場合は買い替えを検討することも必要になります。
最近では、Office製品で簡単な事務処理をするだけだったのに、Web会議やリモートでの作業をする必要性が出たがスムーズに作業できない、という例が増えています。Web会議やリモートでの作業をスムーズにこなすには性能がいいパソコンが必要になります。

OSのサポート期間

Windowsにはサポート期間があり、サポート期限を過ぎたWindowsはセキュリティ更新プログラムの提供が停止するなど、使い続けるには危険になってきます。トラブルや不具合があってもサポートを受けることはできません。

Windowsのサポート期限

Windowsサポート期限
Windows 8.12023年1月10日
Windows 102025年10月14日

Officeのサポート期限

マイクロソフトOfficeを利用されている場合は、Officeのサポート期限も意識する必要があります。
Officeの無償バージョンアップはなく最新製品(ライセンス)の購入が必要ですが2〜4万円する製品なので、その点も考慮して検討する必要があります。

Officeのサポート期限

Officeサポート期限
Office 20132023年4月11日
Office 20162025年10月14日
Office 20192025年10月14日
Office 20212026年10月13日

Office 2016まではメインストリームサポート5年+延長サポート5年=10年でしたが、Office 2019では延長サポートが2年に短縮され、Office 2021では延長サポートが廃止され、サポート期間が短くなっています。

買い替えなくてもいい例も多い

パソコンが遅い、性能不足という場合でもハードディスクをSSDに替えて再生したり、メモリを増設して性能を向上させることができます。
リモートワークで大きい画面で作業したい場合は、外付けのモニターを設置しマルチモニター にすれば広々とした画面で作業できます。
このように今使っているパソコンに手を加えることで長く使うことも可能になります。

しかし、大型電器店やパソコンショップでは残念ながらそういった提案をしてくれるところはまれで、買い替えをすすめられてしまうようです。

まとめ

きちんと修理・メンテナンスをすれば使えるものを買い替える方もいますし、古いパソコンでもメンテナンスをして使い続ける方もいます。
パソコンの寿命は*年と断定することは難しいですが、一般的な個人ユーザーであれば8,9年がひとつの目安かと思います。
その年数より短い場合は修理やメンテナンスをして使うことも検討してみましょう。



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ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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