スマート家電が狙われる時代 あなたの家は大丈夫?

インターネットに接続された便利なスマート家電。ロボット掃除機、ネットワークカメラ、スマートスピーカーなど、私たちの生活を豊かにしてくれる一方で、「ハッキングされるリスク」があることをご存じでしょうか?

実際に起きたスマート家電のハッキング事例

  • ロボット掃除機のカメラが盗撮に悪用される可能性
    高機能なロボット掃除機にはカメラが搭載されており、部屋の様子を遠隔で確認できます。しかし、第三者に乗っ取られると、プライバシーが丸見えになる危険性があります。
  • スマートホーム端末が乗っ取られた事件(2019年・米国)
    勝手に室温を変更されたり、カメラ越しに話しかけられたりと、住人がパニックに陥る事態が発生。原因はクラウドアカウントの不正アクセスでした。
  • 国土交通省の監視カメラが不正アクセス(2023年)
    全国の河川に設置された338台の監視カメラがハッキングされ、画像配信が停止。公共インフラにも影響が及ぶ深刻な問題です。
  • “のぞき見サイト”の存在
    ネットワークカメラの設定が甘いと、誰でも映像を閲覧できる状態になってしまうことも。実際に、世界中のカメラ映像を集めた「のぞき見サイト」が存在しています。
盗撮される?「スマート家電」が乗っ取られる恐怖 家族の安全のために取るべき「ハッキング対策」 | 東洋経済Tech×サイバーセキュリティ | 東洋経済オンライン

私たちの日常生活で、インターネットに接続されたエアコンや照明、カメラ、ロボット掃除機などの「スマート家電」は今や当たり前の存在になっている。音声アシスタントに音楽を流してもらったり、スマートフォンを…

今すぐできる!スマート家電のハッキング対策

1. パスワードを強化し、二段階認証を設定する

2024年に最も使われたパスワードの上位には、いまだに「123456」や「password」などの簡単なものがランクインしています。
推測されにくいパスワードを設定し、二段階認証を有効にしましょう。

2024年、最も使われたパスワードは? “人気パスワードランキング” 海外のセキュリティ企業が公開 – ITmedia NEWS

2024年、最も人気だったパスワードは何か──リトアニアのセキュリティ企業Nord Securityはそんな調査結果を発表した。

2. 脆弱性情報に注意する

スマート家電のメーカーが提供するファームウェアのアップデートは、セキュリティ上の脆弱性を修正する重要な手段です。定期的に更新情報を確認し、最新の状態を保ちましょう。

3. セキュリティチェック済みのIoT機器を選ぶ

スマート家電やWi-Fiルーターなどのネットワーク機器購入時には、IoTセキュリティ認証を受けた製品かどうかを確認しましょう。信頼できるメーカーの製品を選ぶことも大切です。

家族の安全を守るために

スマート家電は便利な反面、セキュリティ対策を怠ると大きなリスクになります。家族のプライバシーと安全を守るために、設定や使用方法を見直してみましょう。

ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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