テクニカルサポート詐欺に注意!

「ウイルスに感染した」「パソコンにエラーが見つかった」などという表示を出し、サポート料金をだまし取ろうとするテクニカルサポート詐欺(サポート詐欺)の被害が増加しています。

テクニカルサポート詐欺被害が急増中

テクニカルサポート詐欺は以前からあった詐欺行為ですが、先月あたりから遭遇される方が目立って増えている印象です。
最近はYouTubeを観ていたらウイルスに感染したという表示が出た、という例が多いようです。
YouTubeに表示される広告に詐欺表示を出す仕掛けがされていて、それをクリックしてしまった・・・という可能性もあります。

2023年1月には三春町でも60代の男性がサポート詐欺の表示が出て13万円の被害にあったという発表がありましたが、フジデンキにも表示が出たと駆け込まれる方や、電話をしてコンビニでプリペイドカードを購入する寸前までいった、遠隔操作のソフトを入れてしまい操作されたといったことで相談に見えられる方が増えています。

表示が出たらどうする?

最近はサイトに誘導してクレジットカードで支払わせるタイプではなく、電話をかけさせて誘導しプリペイドカードを購入させ支払わせるタイプが主流になっているようです。

ウイルスに感染したと出る表示にはマイクロソフトやセキュリティソフトのロゴマークや表記がありますが真っ赤な偽物です。
そもそも電話をかけさせる行為はしませんし、マイクロソフトがプリペイドカードで料金を支払わせようとすることもしません。

1. 電話をかけたりメールを送ったりしない

表示が出た時点ではこちらの情報は相手にはわかりません。
電話をしたりメールをしたりするとその個人情報が相手に伝わってしまいますので、こちらから電話をしたりメールをすることはしないでください。

2. パソコンを閉じる

メッセージで不安を煽って慌てさせる作戦ですので、それに乗らないことが肝心です。
まず画面を見ないようにする・・・ノートパソコンでしたらパソコンの画面を閉じると休止状態になります。
デスクトップパソコンの場合は思い切って電源を抜いてしまうという手もあります。(作業中のデータを失ったり故障の原因になることもあるので、自己責任でお願いします。)

3. 身近な人に相談する

誰かに話すことで気持ちを落ち着けることができます。
パソコンに詳しくない方でもいいです。気軽に話せる身近な方にこういうことがあったんだけど、と話してこれからどうするかを相談しましょう。

サポート詐欺の表示を消す方法

Windowsのタスクバーを右クリックしタスクマネージャーを表示します。
タスクマネージャーに表示されている Microsoft Edge を選択して タスクの終了 をクリックすると表示は消えます。
全画面に表示されタスクバーが見えない場合は [Ctrl]+[Alt]+[Del]キーを押し、表示された中からタスクマネージャーを選んでください。

この方法で表示は消えますが、再発する可能性もあるので注意が必要です。

詐欺表示が出たあとはシステムのクリーニングを推奨します

最近のサポート詐欺はブラウザの機能を使った手口なので、表示が出たあとはブラウザ(Microsoft Edge)の履歴を削除し、設定をリセットすることが望ましいです。
また、電話をして誘導され遠隔操作をされた場合は、遠隔操作用のソフトの駆除やウイルスを侵入させている可能性もあるので入念なウイルスチェックをする必要があります。

テクニカルサポート詐欺に関する情報

テクニカルサポート詐欺に関する情報は警視庁サイバー犯罪対策課や国民生活センター、日本サイバー犯罪対策センター(JC3)など、公的機関でも提供していますので参考にしてください。

ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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