Windows 7/8からWindows 10への無償アップグレードが完全終了
マイクロソフトは2023年9月20日、Windows 7/8の無償アップグレードパスを削除したと発表しました。
これによりWindows 7/8からWindows 10への無償アップグレードが完全に終了したことになります。
無償アップグレード期間終了後もアップグレードできていた
マイクロソフトはWindows 7/8からWindows 10への無償アップグレードは2016年7月29日までの期間限定で提供するということでしたが、実際はその期間を過ぎてもアップグレードが可能でした。
Windows 7/8のライセンス(プロダクトキー)があれば、Windows 10へのアップグレードの他、新規インストールができ、さらにWindows 11の新規インストールやアップグレードも可能でした。
フジデンキでも実際に無償アップグレード期間終了後もWindows 7/8のパソコンをWindows 10で再生する作業を多数行っていましたが、まったくトラブルもなくインストールして利用できていました。
具体的にどうなる?
2023年9月20日に公式に無償アップグレードパスを終了すると発表がありました。
これによって、Windows 7/8のプロダクトキーを使ったWindows 10/11へのアップグレードや新規インストールはできなくなると思われます。
これまでにWindows 10/11のアップグレードや新規インストールを行ったプロダクトキーは有効で継続利用できます。
今後のWindows
現在サポート中のWindowsはWindows 10とWindows 11です。
Windows 10 | 2025年10月14日サポート終了 システム要件を満たすパソコンはWindows 11への無償アップグレード可能 |
Windows 11 | 2023年10月時点で最新のWindows Windows 10からの無償アップグレードは可能だが、システム要件が厳密に 定められており、要件を満たさないパソコンはアップグレードできない |
Windows 10が公開されたのが2015年ですから、Windows 7/8の頃に発売されたものはそれ以前のパソコンであり10年以上経過しているものが多数で、Windows 11のシステム要件を満たすパソコンはありません。
Windows 10をインストールできたとしても2025年にはサポートが終わるということもあり、これからWindows 10にして使うというのも実用的ではなく、諦め時ではないかと思います。
フジデンキでは修理の相談を受けることが多いですが、元々がWindows 7/8のパソコンは積極的に修理を勧めることはしていません。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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