Windows Updateの詳細について
Windowsを安全・快適に使う上で欠かせない Windows Update(アップデート)の詳細や仕組みは案外知られていません。
今回はWindows Updateの詳細について解説してみます。
Windows Updateは複数ある
WindowsのWindows Updateを通して提供されるものには複数の提供プログラムがあります。
Bアップデート
毎月第2火曜日(日本時間では第2水曜日)に公開される通称 月例アップデート です。
セキュリティの更新と問題修正が主体の品質更新プログラムが提供され、自動でアップデートされます。
Dアップデート
毎月第4火曜日(日本時間では第4水曜日)には翌月のBアップデートのプレビュー版が公開されます。
これはオプションを有効にしていれば自動アップデートされますが、任意のアップデートです。
セキュリティ更新は含まれません。
Dアップデートが提供されたらすぐに適用したい場合は、Windows Updateの 利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する を有効にすると自動更新されるようになります。
Defenfer Antivirusインテリジェンス
Windows Defenferのウイルス定義ファイル配布で、更新頻度は高く随時提供されます。
その他にも提供ブログラムがあります。
名称 | タイミング | 自動インストール | 概要 |
---|---|---|---|
Bアップデート | 毎月第2火曜日 (日本時間では第2水曜日) | ◯ | セキュリティ更新 問題修正、新機能追加 |
Dアップデート | 毎月第4火曜日 (日本時間では第4水曜日) | 手動 | Bアップデートのプレビュー セキュリティ更新を含まない |
Defenfer Antivirusインテリジェンス | 随時(高頻度) | ◯ | Windows Defenferの更新 |
.NET Frameworkの累積的な更新 | B/Dと同時 | ◯ | .NET Framework 3.5/4.8.1用 |
Windows構成の更新プログラム | 随時 | ◯ | 新機能提供 |
帯域外リリース、OOBリリース | 随時 | ◯ | 臨時アップデート |
オプションの更新プログラム | 随時 | 手動 | ドライバ、ファームウェアのアップデート |
悪意のあるソフトウェアの削除ツール | 随時 | ◯ | 悪意のあるソフトウェアの削除ツールのアップデート |
サービススタック更新(SSU) | Bアップデートの直前 | ◯ | Windows Updateなどの更新 Bアップデート前に提供される |
出典:Windows Updateの「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」はオンにした方がいいか?(ASCII.jp)
オプションの更新プログラムを確認する方法
ドライバやファームウェアなどパソコンの機器に関係するアップデートが提供されるオプションの更新プログラムは、下記の方法で確認できます。
Windows Updateのウインドウの 詳細オプション をクリックします。
詳細オプションのウインドウが開くので、ここから オプションの更新プログラム をクリックすると確認できます。
更新プログラムがあればインストールできます
Bアップデート(月例アップデート)は必ず実施しましょう
基本的に自動でアップデートしてくれるものをきちんとアップデートしておけば安全に利用できます。
ただし、自動といってもパソコンが起動してインターネットに接続されている状態でなければ自動アップデートも働かないので、適度に利用してアップデートもできるようにしましょう。
フジデンキでは最低でも1週間に1度は2〜3時間、パソコンが起動しインターネットに繋がっている環境をつくることをおすすめしています。
ニュースやYoutubeを見たり、ネットショッピングをしていてもOKです。
パソコンを安全・快適に利用するためにWindows Updateをきちんと実施するようにしましょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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