サポート詐欺の二次被害に注意

サポート詐欺(テクニカルサポート詐欺)はサポート料金と称して金銭をだまし取る行為をしますが、遠隔操作されるなどすると情報漏洩などの二次被害の恐れもあります。

サポートと称した遠隔操作に注意

サポート詐欺の表示にある電話番号に電話をすると、パソコンのトラブル解決のためサポートをするのでこうして欲しい・・・と、遠隔操作するための手続きを求められることがあります。
遠隔操作が可能になると、自分のパソコンが詐欺業者の思いのままに操作されることになり、さらに被害が大きくなる恐れがあります。

遠隔操作された場合に想定される被害は?

遠隔操作されると、相手の思いのままに操作されるので様々な被害が想定されます。

修理代100円が100万円に・・・ネットバンクを操作される

サポート料金をネットバンクから振り込むように指示され、送金画面を開いた際に、送金額を100円と入力したはずが、遠隔操作で0を追加され100万円に変更され送金されてしまった、という例があります。

パソコン内部からの情報漏洩

遠隔操作されるということは、パソコンの内部を自由に見て操作することができるので、パソコンに保存してある様々なデータを盗まれる可能性があります。
焼津市のある施設では個人情報15,000人が漏洩、雇用支援の独立行政法人でも多数の企業情報や個人情報が漏洩するという被害がありました。

ウイルスを仕込まれることもある

サポート詐欺の画面は実際にウイルス感染がないのに感染したと表示する騙しの表示ですが、遠隔操作をされると本物のウイルスを仕込まれることもあります。
フジデンキに持ち込まれたパソコンの中にも、サポート詐欺のクリーニングをした後にウイルスチェックをしたら複数のウイルスが見つかったという例があります。その経験があるので、サポート詐欺のクリーニング作業後は入念なウイルスチェックを行うようにしています。

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サポート詐欺についてはこれまでもいくつか記事を書いていますので参照ください。

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ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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