電子メールは届かないこともある・・・ということを理解しておこう

電子メールは100%届くと思っている方も多いですが、実はそうでもなく、特に最近はメールシステムがセキュリティ強化したためにメールが届かなくなるという例も出ています。

電子メールが届かない! ・・・それ、ありますよ

先日、お客様から「何度もメールを送ったんだけど返事がないと言われたんだけど、そのメールが届いてないんです。」という相談がありました。

電子メールは必ず届くもの・・・と思っている方が多いのですが、実は元々電子メールは100%信頼できるものではないのです。
詳しい説明は省きますが、インターネットは無数のネットワークが蜘蛛の巣のようにつながっている仕組みのため、そのメールが送られる途中でトラブルがあって届かないということもあります。

そして最近はメールサービスのセキュリティ対策を強化したためにエラーが発生しメールが届かないという例もあります。
Gmailのなりすましメール対策強化のため、独自ドメインのメールアドレスに届いた電子メールを転送する際、送信ドメイン認証の仕組みである「SPFレコード」がDNSサーバに登録されていないことで受信拒否が発生するという現象がありました。

メールを100%信頼せず複数の連絡手段を持つ

「大事なメールを送ったら電話で確認をする」と、一見笑い話のようなことですが、仕事などで本当に大事なメールを送った際は、電話をかけて確認をするということをしていました。送ったつもりで安心していたら届いていなくて後から大きなトラブルになることを避けたいので、このようなことをしていたわけです。

最近は頻繁にやりとりする相手とは、データはクラウドストレージの共有フォルダに置いて、その案内を電話やチャットでするということをしています。

企業等でも脱メールの動きは活発化し、特にリモートワークが普及してきたため、連絡手段としてはTeamsやSlack、Google Chat、Chatworkなどを使い、データはクラウドストレージで共有する方法が広まっています。

個人ユーザーであっても、複数の連絡手段を持ち、臨機応変に連絡できるような体制を整えておくのがいいでしょう。

ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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