IPv6接続でインターネットをより快適に!
インターネット接続はこれまのIPv4から、より高速に通信できるIPv6という接続方式が主流になってきています。
IPv4からIPv6接続へ
インターネットに接続するにはフレッツ光などの回線を契約し、接続のためのサービスを提供するプロバイダという事業者と契約をします。このプロバイダのインターネットに接続する方式が、IPv4からIPv6に変わってきています。
従来のIPv4方式では、大勢のユーザーが利用しているとネットの通信速度が遅くなる(道路が渋滞するイメージ)のですが、IPv6では別の方式を使うため渋滞がしにくく、通信速度が遅くなることはありません。
技術的なことはあえて触れません。興味のある方は IPv6 で検索するとたくさんの情報を確認できます。
参考まで・・・ドコモ光のIPv6接続に関する説明は簡単でわかりやすいかと思います。
2017年頃からプロバイダのIPv6接続対応が始まり、2021年現在は多数のプロバイダが対応しています。
今お使いのプロバイダのウェブサイトでIPv6接続のサービスが利用可能かどうかを確認できます。
IPv6接続に必要なもの
IPv6接続を利用するには、プロバイダのIPv6接続契約と対応する機器が必要です。
プロバイダが提供するIPv6サービスによって内容が違うので、利用するプロバイダのIPv6接続サービスを確認してください。
すでに利用中のプロバイダの場合は、IPv6接続サービスの追加申込みが必要なことが多いので、その点も確認しましょう。
新規で契約する場合は、最初からIPv6対応になる例もあります。
フジデンキでの使用例
フジデンキではインターネットが2回線ありますが、両方ともIPv6接続で利用しています。
- NTTフレッツ光 + ASAHIネット(プロバイダ)
必要な機器:NTTのひかり電話ルーターのため、既存のものでOK
申込み:ASAHIネットでIPv6接続申込み必要 - ソフトバンク光
必要な機器:ソフトバンク光専用ルーター(契約すると送付される)
申込み:ソフトバンク光自体がIPv6対応なのでIPv6についての申込みは不要
IPv6への移行は手間をかけてもやる価値がある
フジデンキでは2018年からIPv6接続でインターネットを利用していますが、インターネットのスピードテストサイトのデータではIPv4接続に比べると倍から数倍の速度が出ています。
数GBクラスのデータをダウンロードした場合も待ち時間が大幅に減少していますし、大型テレビでネット配信の番組を視聴しても映像が乱れることもなくとても快適に視聴できます。
パソコンでのネット利用だけではなく、テレビやタブレット、スマートフォンなどで動画を観る機会も増えていますし、ネットワークを利用したゲームなど、高速で安定したインターネット回線が必要な時代になっていますのでIPv6接続は重要です。
対応機器の確認や申込みなど手間はかかりますが、それをやる価値があるものと言えるでしょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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