Office 2021プリインストールパソコンの初回セットアップは慎重に!
Office 2021プリインストールパソコンは、これまでのOfficeプリインストールパソコンとは違ったスタイルでの提供になっているため、セットアップ時のトラブルが多発しているようです。
Office 2021プリインストールパソコンは初回セットアップ時がとても重要
Office 2021プリインストールパソコンでは購入後のセットアップ時に、すでにインストール済みのOfficeアプリを起動し、インターネットとマイクロソフトアカウントを使ってライセンス認証をします。
Office 2019まであったプロダクトキーが記載されたライセンスカードは添付されていないので、初回セットアップ時に行うこの作業がとても重要になります。
マイクロソフトアカウントは必ず使用者のものを使う
Office 2021のライセンス認証に使うマイクロソフトアカウントは、必ず使用者本人のものを使いましょう。
ライセンス認証した時点でOffice 2021はマイクロソフトアカウントに登録され、再インストールの際は登録されたマイクロソフトアカウントの管理ページからインストールプログラムをダウンロードすることになります。
また、Officeアプリ自体がマイクロソフトアカウントでログインして使うことになり、OneDriveなどの他のマイクロソフトサービスと連携するので、使用者本人のマイクロソフトアカウントでないと様々な不都合が発生します。
セットアップ方法の参考ページ
富士通のサポートサイトに、Office 2021プリインストールパソコンで、初めてOfficeを使うときの設定方法を解説した記事がありますので、こちらを参照ください。
プリインストールされてないパソコンではライセンスカードがあります
プリインストールされていない(あらかじめOfficeアプリがインストールされてない)タイプのパソコンでは、今まで通りプロダクトキーが記載されたライセンスカードが存在します。
マイクロソフトアカウントの管理は厳重に!
マイクロソフトアカウントが不明になって一番困るのが、Officeを再インストールできなくなることです。
フジデンキでも修理をお持ちになったお客様で、マイクロソフトアカウントが不明のためにパソコンに付属していたOfficeを再インストールできないという方も多数いらっしゃいます。
作業の際にできる限りの方法を試してマイクロソフトアカウントとパスワードを探り出すことをしますが、残念ながら判明できないこともあります。
マイクロソフトはOffice 2013以降でOfficeとマイクロソフトアカウントの紐付けを行うシステムになっており、それがよくわからないまま設定して後日トラブルになっている例が多いです。
今回のOffice 2021プリインストールパソコンでは、さらにプロダクトキーすら発行しないというシステムになり、初回セットアップ時の作業がとても重要になっています。ここで使用するマイクロソフトアカウントはくれぐれも厳重に管理するようにしましょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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