[パソコンQ&A] マイクロソフトアカウントが削除されることがあるのですか?
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マイクロソフトが突然削除されることがあると聞きましたが本当ですか?
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マイクロソフトアカウントは2年間サインインしないと停止(削除)の対象となります。
また、ライセンスの規約に違反したと判断されるとアカウントが停止されることがあります。
マイクロソフトアカウントはサインインしないと停止される
マイクロソフトのサービス規約によると、少なくとも2年に1回はサインインする必要があり、それがない場合は利用されないとみなされアカウントが停止(削除)されます。
また、この他にライセンスの規約に違反したとみなされると、その場でアカウントが停止されることがあります。
定期的にサインインすれば大丈夫
サービス規約によると、2年以内にサインインがないと非アクティブ(=使われていない)とみなされアカウント停止の対象になるので、それ以内にサインインすることでアクティブなアカントとみなされ停止されることはありません。
OneDriveやOutlook.comでは年1回サインインする必要があるとありますので、これらのサービスをほどよく使っていれば問題はないでしょう。
マイクロソフトが削除されるとどうなる?
マイクロソフトではOneDriveなどのマイクロソフトサービスを利用できますが、これらが利用できなくなります。
そしてそれ以上に重要なのが、マイクロソフトアカウントに登録されたOfficeが使えなくなる(=ライセンスがなくなってしまう)ことです。
Office 2013以降では、Officeのライセンスをマイクロソフトアカウントに登録し管理されるので、登録したマイクロソフトアカウントが削除されるとOfficeのライセンスも失ってしまうことになります。
インターネットを利用していない場合は要注意
インターネットを利用している場合は、Windowsのマイクロソフトアカウントでのログイン、OneDriveやMicrosoftEdgeなど、なんらかの形でマイクロソフトアカウントでサインインしているので問題はないのですが、インターネットを利用していない環境でパソコンを使っている方は注意が必要です。
購入時にWindowsやOfficeをセットアップしてもらい、それをネット環境のない場所で使い続けているとサインインすることがないので、非アクティブとみなされてアカウントが停止される恐れがあります。
インターネットのない環境でお使いの場合でも、スマートフォンでマイクロソフトアカウントページにサインインする、Outlook.comやOneDriveを使うなどして、定期的にマイクロソフトアカウントでサインインすることをしておきましょう。
マイクロソフトアカウントの管理は厳重に!
WindowsやOfficeを始めとするマイクロソフト製品を管理するのがマイクロソフトアカウントです。
iPhoneやiPadのApple ID、AndroidスマホやタブレットのGoogleアカウントと同様のものというとわかりやすいでしょうか。
マイクロソフトアカウントで特に重要なのがOfficeのライセンスが管理されていること。
アカウントが停止はもちろん、不明になってしまうと、パソコンの修理などでOfficeアプリの再インストールが必要になってもインストールができないため、Officeアプリが利用できません。
フジデンキでも修理の際にマイクロソフトアカウントが不明のためOfficeアプリをインストールできない、という例があります。
マイクロソフトアカウントはくれぐれも厳重に管理するようにしましょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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