バッファローのWi-Fiルーター 一部製品に複数の脆弱性 至急対処を!
バッファローのWi-Fiルーターなど一部製品に複数の脆弱性が発見されました。
対象の製品をお使いの方は至急対処をしましょう。
発見された脆弱性について
- ドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化される問題(CVE-2022-39044)
当該製品にログインしたユーザーによりデバッグ機能にアクセスされ、当該製品上で任意のOSコマンドが実行される可能性がある。 - ハードコードされた認証情報の使用(CVE-2022-34840)
隣接するネットワーク上の第三者により当該製品の設定を変更される可能性がある。 - 認証回避(CVE-2022-40966)
隣接するネットワーク上の第三者により認証を回避され、当該製品に不正にアクセスされる可能性がある。
該当する製品の対策は?
対策ファームウェアが公開されている製品は、ファームウェアをアップデートすることで対策できます。
サポートが終了している製品については使用の停止が推奨されています。
該当機種や対策ファームウェアの情報はバッファローの対策ページを参照ください。
古いWi-Fi機器は買い替えを検討しましょう
今回の脆弱性への対応でもサポート終了製品には対策ファームウェアが提供されず、脆弱性が修正されることはありません。
Wi-Fi機器には厳密に何年のサポートと決まっていることはありませんが、発売から年数が経過しているものは規格も古く対策できないこともあります。
経年劣化もあり性能も低下してくるので、5,6年以上経過しているWi-Fi機器は買い替えを視野に入れていいでしょう。
Wi-Fiの規格は日々進化しています。
パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットを買い替えて新しくなっても、Wi-Fiルーターが古いと新しい機器の性能を生かせず通信速度が上がらないという現象が起きます。
Wi-Fiは生活や仕事にとって欠かせないインフラになっていますので、Wi-Fiルーターはとても重要な機器です。
高速性はもちろん、安全性もあわせて考えていきましょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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