それ犯罪です! Officeの怪しいライセンスに要注意!

最近、怪しい(違法)なライセンスのMicrosoft Officeが入ったパソコンの修理が持ち込まれることが多いので、一般的なMicrosoft Officeのライセンスについて解説します。
怪しい=違法のMicrosoft Office
ここ1か月で3件の違法ライセンスのMicrosoft Office(以下 Office)が入ったパソコンが持ち込まれました。
| No | ライセンス | 種類 | 入手経路 |
|---|---|---|---|
| 1 | Microsoft Office Professional Plus 2019 | 大きな組織向けのボリュームライセンス | 購入した中古パソコンに入っていた |
| 2 | Microsoft 365 App for enterprise | 大きな組織向けのサブスク製品 | パソコンサークルでもらったパソコンに入っていた |
| 3 | Microsoft Office Professional Plus 2021 | 大きな組織向けのボリュームライセンス | 知人に入れてもらった |
Microsoft Office Professional Plus 2019とMicrosoft Office Professional Plus 2021は、企業や学校等の大きな組織でまとめ契約するボリュームライセンスで、そのライセンスの不正流通製品です。
Microsoft 365 App for enterpriseは、その名の通り大企業向けのMicrosoft 365製品で、これもそのライセンスの違法流通ものです。

最近、Microsoft Office Professional Plus 2019の不正流通版が次々使用できなくなっているという情報は確認していましたが、持ち込まれたパソコンのMicrosoft Office Professional Plus 2019がまさにその状態でした。
契約元でライセンスを抹消したのか、マイクロソフトが制限をかけたのか、原因はわかりませんが、ライセンス認証を求められ使用できない状態でした。
当然ながら正規ライセンスを持っていないので使うことはできません。
Microsoft 365 App for enterpriseは企業向けサブスクリプションなので企業名が表示されるのですが、その企業名を検索すると香港の業者で海賊版等を販売している会社ということが一発でわかりました。

個人が購入できるライセンスではない
上記のOfficeは大きな組織向けの製品で、組織で購入し組織内でライセンスを配布するものなので、個人で購入できる製品ではありません。
組織外で使っているということはライセンスに違反する行為になり、処罰の対象になる可能性があります。
今回持ち込まれたお客様はそういったことを知らないで使っていたということでしたが、知らないで使っていても違法行為をしていることになります。
個人で購入できるMicrosoft Officeライセンス
個人や小規模な組織で購入できるMicrosoft Officeのライセンスは下記の製品です。
買い切り型
永続ライセンスと称される製品で下記の製品があります。
| Office Home 2024 | マイクロソフトサイトで購入できる(1ライセンス 41,380円) |
| Office Home & Business 2024 | パソコンに付属する形で販売されている製品 |
サブスクリプション型(個人向け)
| Microsoft 365 Personal | 1ユーザー 21,300円/年 |
| Microsoft 365 Family | 1〜6ユーザー 27,400円/年 |
| Microsoft 365 Premium | 1〜6ユーザー 32,000円/年 |
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サブスクリプション型(一般法人向け)
| Microsoft 365 Apps for business | 1ユーザー 1,499円/月 |
| Microsoft 365 Business Standard | 1ユーザー 3,523円/月 |
| Microsoft 365 Business Premium | 1ユーザー 4,797円/月 |
中古パソコンやネットで売られている格安製品に注意
Office 2013以降、Officeのライセンスは必ずマイクロソフトアカウントに紐付けられる仕組み担っているため、中古パソコンでMicrosoft Officeが付く製品はめったにありあません。
Office製品の価格を見てわかるように、1ライセンス40,000円以上するものなので、3,4万円で売られるパソコンに正規品が入ってることはないでしょう。
また、ショッピングサイトやオークションサイトなどで数千円程度で売られているMicrosoft Officeも非正規ライセンスの製品です。
一部ショッピングサイトでは規制が厳しくなり見かけることは少なくなりましたが、それでも販売はされています。
非正規品のリスク
Microsoft Office Professional Plus 2019が突然使えなくなった、という例があるように、ライセンスの管理元が操作すれば即利用できなくなりますし、マイクロソフトが違法性を認めて利用制限をかけてくれば利用できなくなります。
マイクロソフトのライセンスに違反していることになるので、処罰対象になったり、損害賠償等の訴えを起こされる可能性もあります。
また、自分で管理できないアカウントで使うライセンスになるので、情報漏洩の恐れもあることを知っておかなければなりません。
まとめ:正規ライセンス製品を使いましょう
怪しげなライセンスの製品を使うことには様々なリスクがあるので、使わないことをおすすめします。
目先の安さにつられて犯罪行為をしていることになってしまう、というのは避けたいですね。
また、知らなかったでは済まされない事態になることもあるので、中古パソコンやOffice製品の購入、人から譲り受ける際は慎重に行いましょう。
結論:正規ライセンスのOfficeを使い、安心・安全に利用する
ライタープロフィール
- フジデンキオーナー
-
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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