USBメモリー利用の危険性を知っておこう

USBメモリーは安価で大容量のデータを保存できる便利な機器ですが、利用に際しては危険性もあることを知っておきましょう。

USBメモリーの危険性

USBメモリーは便利な半面、取り扱いに注意しないと危険な面もあります。

静電気に弱い

空気が乾燥するシーズンは人の体も静電気を帯びやすくなっていますが、USBメモリーにとって静電気は大敵です。
接続用端子の金属部分を不用意に触って「パチッ!」としたら、保存していたデータが全て読めなくなった・・・ということがよくあります。

USBメモリーはフラッシュメモリーというものなのですが、電子機器なので静電気に弱く、下手をすると「パチッ!」の一撃で壊れてしましまいます。

USBメモリーの内部

紛失の危険性

USBメモリーはコンパクトで持ち歩くのに便利ですが、それ故に紛失する危険性も大きいです。
ニュースでもたびたび「重要なデータが入ったUSBメモリーを紛失した。」ということが取り上げられるように、紛失の危険も大きいです。失くしただけならまだしも、保存されてるデータを悪用されたら・・・と考えるとゾッとしますね。

データを復元される恐れもある

USBを紛失してもデータは削除したあとだから大丈夫、またはデータを削除して他人に譲るといったことがあるかもしれませんが、これにも危険があります。
一般的な方法で削除したデータは復元できる可能性があります。
データ復元ソフトを使うとデータを削除したり、クイックフォーマットをした程度では復元できてしまう可能性があることを知っておきましょう。

ウイルス拡散のツールになる

コンピューターウイルスの中にはUSBメモリーを媒介にして感染を広げていくタイプのものがあります。

ウイルスに感染したパソコンにUSBメモリーを挿す

STEP
1

USBメモリーがウイルスに感染する

USBメモリーを挿しただけで感染します

STEP
2

感染したUSBメモリーを別なパソコンに挿す

STEP
3

USBメモリーを挿したパソコンがウイルスに感染する

USBメモリーを挿しただけでパソコンに感染させます

STEP
4

中にはランサムウェアなどのウイルスを仕込んだUSBメモリーを企業などに郵送し、感染させようとする行為もあります。

便利なUSBメモリーですが、危険性もあります。
使用する際は、それを知った上で気をつけて使っていきましょう。

ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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