AIの進化で 覚えやすいパスワード は一瞬で突破される!?

「パスワードがいっぱいあって覚えられない!」
「つい、同じパスワードをいろんなサイトで使い回しちゃう……」

AIが進化した今の時代、覚えやすいパスワード、簡単なパスワードは一瞬で突破されることを想定し、パスワード管理を見直す必要があります。

AIの進化で「覚えやすいパスワード」は一瞬で突破される!?

「忘れないように、自分の誕生日や名前を組み合わせた覚えやすいパスワードにしよう」
実はこれ、今の時代では非常に危険な行為です。

現在、世界中であらゆるサイトから膨大なIDとパスワードが流出しています。
恐ろしいのは、悪意のあるハッカーがAI(人工知能)を使って、流出したデータから「この人はこういうパスワードをつけるクセがあるな」と学習・予測してしまうことです。

つまり、「覚えやすいパスワード」や「何らかの法則を持たせたパスワード」は、AIによってあっさりと推測されて突破されてしまいます。

パスワードの扱い、絶対にやってはいけないこと

  • 使い回し 1つのサイトでパスワードが漏れると、他のサイトでも次々と不正ログインされてしまいます。
  • 個人情報を含める 誕生日や名前などを含むパスワードはAIの格好の的です。

じゃあどうすればいい? 正解は「ランダムな文字列」

一番安全なのは、「人間が覚えられないような、でたらめな文字列(乱数)」をパスワードにすることです。

「えっ、そんなの覚えられないよ!」と思いますよね。そこでおすすめしているのが以下の方法です。

1. スマホやパソコンの「自動生成機能」を使う

iPhoneやAndroid、Google Chromeなどのブラウザには、安全なパスワードを勝手に作って保存してくれる機能があります。
これを積極的に活用しましょう。

2. パスワードマネージャーを使う

iPhoneなどAppleデバイス用のパスワードアプリや1Passwordなどのパスワードマネージャー系のアプリでパスワードを一元管理する方法もあります。

パスワードアプリを使うと、アカウントのパスワード、パスキー、Wi-Fiパスワード、確認コードのすべてに、一つの場所から簡単にアクセスできます。パスワードアプリは、iCloudキーチェーンを使ってデバイス間で認証情報を管理するのにも役立ち、安全性が低い可能性のあるパスワードに関して警告してくれます。

フジデンキ菊地は1Passwordを利用しています

1Passwordはアカウント・パスワードの管理の他、パスワードの自動生成機能や自動ログイン機能を持ち、Windows、Mac、iPhone、iPad、Androidスマホ・タブレットなど、多くの機器に対応し、データはクラウドで同期します。
さらに最近普及してきたパスキーのマネージャーとしても利用できるので、パスキーの管理にも使っています。

1Password

3. なんと「紙のメモ帳」に書くのはアリ!

「パスワードを紙に書くのはNG」と昔は言われていましたが、今は違います。
「頭の中で覚えられる簡単なパスワード」よりも「手元の紙に書かれた複雑なパスワード」の方がずっと安全なのです。
インターネット越しにハッキングされるリスクに比べれば、家にあるメモ帳が盗まれるリスクの方が低いからです。
(もちろん、財布や通帳と同じように大切に保管してくださいね。)

自分の「本丸」を決めて死守しよう!

利用しているサービスが何十個もあると、すべてを完璧に管理するのは疲れてしまいますよね。そこで大切なのが「守るべき優先順位をつけること」です。

昔のお城に例えてみましょう。 一番奥にあって絶対に落とされてはいけないのが「本丸」です。

  • 本丸(絶対に守るべきメインアカウント)
    • Googleアカウント、Apple ID、Microsoftアカウントなど
    • メインで使っているメールアドレス
    • 対策: ここだけは絶対に「多要素認証(指紋認証、顔認証、スマホに通知が来る設定など)」を設定して、何があっても突破されないようにガッチリ守りましょう!
  • 二の丸・三の丸(そこまで重要ではないサービス)
    • ちょっと試してみただけの無料ゲーム、あまり使わない通販サイトなど
    • 対策: 万が一突破されても被害が少なくなるよう、メインのパスワードとは違うものを設定しておきます。

年末の大掃除のように「パスワード見直しデー」を作ろう

「自分のパスワード、使い回しているかも……」と不安になった方は、月に1回、あるいは半年に1回、「パスワード見直しデー」を作ってみるのがおすすめです。

  1. 自分がどんなサービスに登録しているか一覧にする(Excelでも紙でもOK)
  2. 使い回しているパスワードがないか確認する
  3. 重要な「本丸」のアカウントに多要素認証が設定されているかチェックする

サイバー攻撃は「事故」のように、誰にでも起こり得る時代(事故前提社会)です。
「ちょっと面倒くさいな」と思うかもしれませんが、あなたの大切な個人情報やお金を守るために、今日から少しずつパスワード管理を見直してみましょう。

ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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