Office 2021について

Windows 11の公開と同時に、Officeの新バージョン Office 2021が発売されました。
Office 2021についてはこれまでとサポート体制が大きく違いますので注意が必要です。

買い切り型Officeの最新版 Office 2021

Office 2021やOffice 2019など、発売年がつくOfficeは買い切り型、マイクロソフトでは永続ライセンスと言われるライセンス製品です。
一度購入すれば後からかかる費用はなく、Officeがセットされて販売されるパソコンのOfficeはこのライセンス製品で、Office製品単独でも販売しています。

Office 2021のラインナップ

エディション価格詳細
Office Home & Business 202138,280円Word,Excel,PowerPoint,Outlook
Office Personal 202132,780円Word,Excel,PowerPoint,Outlook
Office Professional 202165,780円Word,Excel,PowerPoint,Outlook,Access,Publisher
Office Professional Academic 202130,580円Word,Excel,PowerPoint,Outlook,Access,Publisher
※マイクロソフトが指定した教育機関の生徒・教員向け
Office Home & Student 2021 for Mac26,180円Word,Excel,PowerPoint
Office Academic 2021 for Mac18,480円Word,Excel,PowerPoint
※マイクロソフトが指定した教育機関の生徒・教員向け

一般的には、PowerPoint付きのOffice Home&Business 2021か、PowerPointなしのOffice Personalを使うことが多く、Office付きパソコンにもこのエディションのOfficeが付きます。

サポート期間は5年間

マイクロソフトが定めるOffice 2021のサポート期間は5年間で、2026年10月13日までとなっています。

Office 2016まではメインストリームサポート5年+延長サポート5年=10年だったものが、Office 2019ではメインストリームサポート5年+延長サポート2年=7年に短縮され、Office 2021ではさらに5年に短縮されました。
その内容も新機能の追加等はなく従来の延長サポート並の内容になるようです。

マイクロソフトはサブスクリプションのMicrosoft 365製品をメインにしているため、買い切り型Officeの扱いがどんどん悪くなっています。これからOffice製品を導入する方はこの点もあわせて検討することをおすすめします。

サポート終了後はどうなる?

マイクロソフトのサポート期間が終了しても使用し続けることはできます。
ただし、セキュリティ更新プログラム等の提供が終了するため、不具合発生時の修正やセキュリティの脆弱性が発見されたときの修正がされないため、使い続けるのは危険が大きくなります。

また、Windowsやマイクロソフトのサービスが進化についていけなくなるため、利用できない機能やサービスが出てきます。
※例として・・・サポートが終了しているOutlook 2010では、Microsoft 365のサービスを利用できなくなっています。

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ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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