パスワードと暗証番号の安全性は?
パスワードと暗証番号について、興味深い記事があったので紹介します。
数字6文字は一瞬で解読される?
数字6文字のパスワードは一瞬で解読されるという調査結果があります。
記事によると数字や文字列の組み合わせで解読にかかる時間は下記のようになるそうです。
数字6文字は“一瞬”で解読される Hive Systemsがパスワード強度を調査(IT media)
- 数字だけで6文字:一瞬
- 数字だけ8文字:37秒
- 数字、大文字、小文字を混在させて8文字:3年
- 数字、大文字、小文字、記号を混在させて8文字:7年
- 数字だけで12文字:4日
- 数字、大文字、小文字を混在させて12文字:3800万年
- 数字、大文字、小文字、記号、企業名を混在させて12文字:1億6400万年
このデータを見ると、最低でも数字、大文字、小文字を混在させて8文字にしておきたいと感じますね。
できればさらに字数を増やして12文字程度にしておけば安心感が大きくなります。
しかし、IDとパスワードの丸ごと流出も想定をしておく必要もありますので、IDとパスワードだけではなく、二要素認証(二段階認証・多要素認証)の設定をしておくことが大切になります。
4桁の暗証番号でよく使われる組み合わせ
キャッシュカードやクレジットカードで使う数字4桁の暗証番号で、よく使われる組み合わせは世界共通だそうです。
人気の高い4桁の暗証番号 TOP10
「4桁の暗証番号」、世界でよく使われる組み合わせが判明! どの国の人も考えることは同じ?(GetNavi web)
- 1234
- 1111
- 0000
- 1212
- 7777
- 1004
- 2000
- 4444
- 2222
- 6969
1位の「1234」は調査で分析された暗証番号の11%で使われていたそうです。
その他の番号を見ても、覚えやすいものがよく使われるようですね。
一方で、人気の低い暗証番号を見ると、「7」「8」「9」のように大きな数字がよく使われているパターンが見てとれます。
専門家によると、ハッカーはわずか5回試すだけで、およそ20%は暗証番号を解読できる可能性があるとのこと。暗唱番号を設定する際は、「忘れないように」と思ってつい覚えやすい数字の組み合わせを選びがちですが、そのような数字は全世界の人も使いたがるもの。結果としてハッカーに見破れやすくなるのかもしれません。
「4桁の暗証番号」、世界でよく使われる組み合わせが判明! どの国の人も考えることは同じ?(GetNavi web)
誕生日や電話番号など類推しやすい番号を使うのは当然危険であるわけですが、その他の番号を設定する際も人気の低い数字を使うなどの工夫をすることが必要になりそうです。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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