家庭用ルーターの不正利用に関する注意喚起
一般家庭で利用されているルーターをサイバー攻撃者が外部から不正に操作して不正利用が可能な状態にしてしまう例が出ていると、警視庁が注意喚起を行っています。
家庭用ルーターが乗っ取られる
今回確認された手法は、一般家庭で利用されているルーターを外部から不正に操作し、外部から利用するための機能を有効化し悪用するというものです。
一度設定を変更すると従来の対策では不正な状態は解消されず、永続的に不正利用が可能な状態になってしまいます。
ルーターの設定に注意
外部から利用する機能とは具体的に「VPN機能設定」や「DDNS機能設定」、「インターネット(外部)からルーターの管理画面への接続設定」といった機能で、通常初期設定では無効化されていますが、これらの機能を有効化して乗っ取り利用します。
ルーターの設定を確認し、見覚えのない設定変更がされていないか確認することをおすすめします。
画像引用:警視庁セキュリティ啓発キャンペーンリーフレットより
対策は?
まず基本的な対策として
- ルーターにログインするIDやパスワードは単純なものを利用しないこと
- 常に最新のファームウェアを適用しておくこと
さらに新たな対策として
- 見覚えのない設定変更がなされていないか定期的に確認すること
があげられます。
また、ルーターの製造メーカーがサポートを終了したルーターはセキュリティ面で危険性が大きいので、買い替えを検討するようにしましょう。
目安としては使用開始から5年以上経過していれば買い替えを検討してもいいでしょう。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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