Office 2021 今秋発売 サポート体制に変化あり
マイクロソフトの買い切り型Officeの次期バージョン Office 2021が2021年秋に発売されることが発表されましたが、そのサポート体制に変化があるようです。
Office 2021は今秋発売
マイクロソフトは2月18日に買い切り型(永続ライセンス)のOffice 2021を、2021年秋に発売することを発表しました。
WindowsとmacOS向けがあり、価格はOffice 2019と同じになりそうです。
サポート体制に注意
Office 2021のサポート体制について注意しなければならないのが、1度購入すれば5年間のサポートが保証される、という点です。
Office 2019ではサポートライフサイクルが、Office 2016の10年(メインストリームサポート 5年+延長サポート 5年)から7年(メインストリームサポート 5年+延長サポート 2年)に短縮されましたが、Office 2019では5年間のサポートが保証される、ということです。
これはサポートライフサイクルが5年に短縮されるのか? この点についての詳細は不明なのですが、不安になってしまいますね。
Microsoft 365に移行を促すマイクロソフト
菊地はOffice 2019が発売された際にサポート期間が短縮されたことを見て「マイクロソフトはサブスクリプションのMicrosoft 365を契約させたがっているな・・・。」と感じましたが、今回さらにその傾向が強くなってきたようで、買い切り型(永続ライセンス)Officeの扱いが悪くなってきました。
現状でもMicrosoft 365のOfficeはOffice 2016、2019とは別物で、起動時のロゴもMicrosoft 365の表記が入ったものになっています。
サブスクリプションの契約中は常に最新のOfficeが利用でき、サポート期限もありません。
Office 2016、2019のサポート期限は2025年10月14日
マイクロソフト Officeの各バージョンのサポート期限は以下のようになります。
バージョン | サポート期限 | |
Office 2010 | 2020年10月13日 | サポート終了 |
Office 2013 | 2023年4月11日 | |
Office 2016 | 2025年10月14日 | |
Office 2019 | 2025年10月14日 | ※Office 2016と同日でサポート終了 |
サポート終了後はセキュリティ更新プログラムの提供等が終了し、セキュリティ面での危険性や不具合発生時の修正等が保証されず、使い続けるとリスクが大きくなっていきます。
マイクロソフト製品のサポート状況は下記のページを参照ください。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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