【パソコン修理事例】 富士通 FMVF55CDW
Windows 7のままお使いのパソコンで、アップデートもできず起動や動作が遅くて困るということで、SSD換装でWindows 10化+高速化を実施しました。
パソコン修理事例 富士通 FMVF55CDW
品名 | 一体型パソコン |
メーカー | 富士通 |
型番 | FMVF55CDW |
主な症状 | Windows 7サポート終了・起動や動作が遅い |
症状の確認と診断
この機種は2011年生産のモデルですが、状態を確認すると液晶の劣化もなく、基板やメモリに異常もありません。
CPUは当時のものとはいえCore-i5ですし、再生の価値ありと判断しました。
ハードディスク(HDD)をSSDに換装し再生すれば、お客様が希望する事務的な作業という用途では十分に実用レベルになります。
修理作業
一体型パソコンはHDDにたどり着くまでの作業が大変なものが多いです。
今回もスタンドから裏蓋を全部外してやっとHDDの交換です。
3.5インチのHDDを外し2.5インチのSSDを取り付けるので、取り付けるためのマウントを使い、さらに一部を改造してSSDを取り付けます。
SSDを取り付けたら組み戻しをしてWindows 10のインストールです。
この機種のBIOSは初期設定だとUSBメモリから起動できない設定になっているので、USBメモリからインストールできるようBIOSの設定を変更し、インストールを実施しました。
スムーズにインストールはできましたが、ドライバがないため最適な解像度が出ないなどの問題があります。
古い機種はこの手の症状が多々ありますので、まずは慌てずにWindowsアップデートを実施します。
Windowsアップデートによって最適なグラフィック用のドライバがインストールされたので、正常な解像度で表示できるようになりました。
さらにWindowsアップデートを進め、現時点で最新の状態にします。
今回はWindowsアップデートでもインストールできないデバイスのドライバが複数あったので、内容を調べて個別にドライバを探してインストールを実施し、すべてのデバイスが正常に認識されるようになりました。
Windowsが完全な状態になったら、Officeなどのアプリのインストールを行い、取り外したHDDからデータを移行して作業完了です。
Windows 10でサクサクと動作し、見違えるように快適なパソコンに再生できました。
ある程度年数が経過してるパソコンでも、パソコンの性能や状態によっては十分再生可能な製品もあります。
特にプライベートでお使いの場合は使用時間が短いので、状態がいいものが多く、再生の価値ありと判断できるものは多いです。
フジデンキでは実際にパソコンを見てどうしたらいいかという判断をしますので、お気軽にご相談ください。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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