【パソコン修理事例】東芝 PT45URP-SWA

パソコン修理事例 東芝 PT45URP-SWA

Windows各所で挙動不審な状態のノートパソコンが持ち込まれました。
Windows 10のバージョンが1511と古かったこともあり、初期化・再生の修理を実施ました。

パソコン修理事例 東芝 PT45URP-SWA

品名ノートパソコン
メーカー東芝
型番PT45URP-SWA
主な症状ExcelやWordのデータファイルをクリックしてもエクスプローラーが開く
アプリアイコンをクリックしてもアプリが開かない 起動や動作が遅い など

症状の確認と診断

ExcelやWordのデータファイルをクリックしてもそのアプリで開かずにエクスプローラーが開いてしまう、というおかしな現象です。
アプリの関連付けがおかしいのかと思って確認すると、それはまったく正常な状態で、変更されたような箇所もありません。
Windowsのシステムで大幅な不具合が出ている状態のようです。

インターネットを利用されていないということなので、Windowsのバージョンを確認すると 1511と2015年秋に公開されたバージョン=パソコンを購入された時の状態のままでした。

Windows 10の1511は2017年10月にサポートを終了しているバージョンですし、修理するにしてもバージョンアップは必須。
システムで大幅な不具合が出ている状態なので、データをバックアップし、初期化・再生で修理をすることにします。

修理作業

まずはデータをすべてバックアップし、ハードディスクを初期化、Windows 10の新規インストールをします。
回復を使って購入時の状態にすることもできますが、できるだけ使わないアプリ(購入時に入っているメーカー製のアプリなど)はインストールしない方針で修理することにしたので、初期化・新規インストールの手法をとりました。

Windows 10のインストールは、現時点で最新のバージョン2004のインストールディスクを使って行い、その後Windowsアップデートを実施し、Windowsやドライバのアップデートを行います。
※パソコンによってはWindowsアップデートでドライバがインストールされない場合もあるので、個別にドライバを入手してインストールします。

正常に動作するようになったところで機種の詳細を確認すると、新しいバージョンのBIOSが公開されていたので、BIOSのアップデートも実施します。
全体的な挙動不審があったので、念のためBIOSもアップデートし、ハードウェアもきっちりと最新の状態にしました。

その後、必要なアプリのインストール、マイクロソフトOfficeのインストールを実施し、バックアップしておいたデータを戻して作業完了です。
お渡しの際にプリンタの設定も行ったので、お持ち帰りになってすぐ今まで通り使える状態でお渡ししました。

Windows 10のバージョンに注意

Windows 10は半年に1度のサイクルで新しいバージョンを公開し、公開したバージョンは18ヶ月でサポートを終了します。
そのため、Windows 10であってもサポートが終了しているものもあるということになるので注意が必要です。

Windows 10のバージョンやマイクロソフト製品のサポート状況は下記のページを参照ください。

ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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