【パソコン修理事例】 EPSON デスクトップパソコン
パソコンの電源を入れると、CPU FAN Error の表示が出る、ということで持ち込まれたパソコンです。
確認するとパソコンが起動中にCPUを冷却するためのファンが回転しないという症状だったので、CPUクーラーごと交換しました。
パソコン修理事例 EOSON デスクトップパソコン
品名 | デスクトップパソコン |
メーカー | EPSON |
形状 | スリムタワー型 |
主な症状 | 起動時にCPU FAN Errorの表示が出る 長時間使っていると勝手にシャットダウンされる |
症状の確認と診断
電源を入れるとBIOSの表示画面で CPU FAN Error の表示が出ます。これはCPUを冷却するCPUクーラーのファンが正常に動作しない時に表示される警告です。
確認すると電源を入れた瞬間はファンが回転するものの、その後はまったく回転しません。BIOSでCPUファンの制御設定を変更しても症状に変わりはなし。(CPUファンを制御しない設定にするとファンは回転しますが、フル回転するので動作音がうるさくてたまりません。)
修理作業
ファンの故障ですが、同型のファンがないので、CPUクーラー毎交換することにしたのですが、交換するためにはメイン基板(マザーボード)を取り出す必要があり、全解体となりました。スリムタワー型は狭いケースに収納されているので、修理の際は手間がかかります。
下記の写真は新しいCPUクーラーに交換し、組み戻すところです。
組み戻し後、起動して正常に動作することを確認。BIOSの設定は初期値に戻しておきます。
今回はCPUクーラーの交換にあわせて、高速化のためハードディスクをSSDに換装し、Windows 10の再セットアップを実施しました。
Windows 7時代のパソコンですが、CPUはCore i5を搭載しているので、ストレージをSSDにすることで大幅に高速化することが可能。まだまだ現役で使えるパソコンとして蘇りました。
古いパソコンでも再生すれば十分使えるものも多いです
パソコンの性能がそこそこあって状態がいいものは、再生することで購入時より快適に使えるパソコンにすることができます。
8,9年前のパソコンの再生もよく実施しますが、機種によっては最新機種顔負けの動作をするものもあります。
フジデンキの店内テーブルで使用するノートパソコンも2012年3月モデルですが、SSDに換装して再生しているためとても快適に動作し、お客様が2012年製と知って驚くくらいです。
古いパソコンでも状態によっては、きちんと再生すれば十分実用になるものも多いので、お気軽にご相談ください。
ライタープロフィール
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菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi
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