スマホを充電しただけでウイルス感染?

公共の場にあるスマートフォン向けの充電ステーションを悪用し、充電のために接続したスマートフォンをウイルスに感染させたり、情報を盗むといったことがあります。

スマホ向けの充電ステーションを悪用する

「ジュースジャッキング(Juice Jacking)」と呼ばれる、公共のUSB充電ステーションを悪用してスマートフォンなどのデバイスにマルウェアを仕込んだり、データを盗んだりするサイバー攻撃があります。

USB充電ポートを通じて、スマートフォンなどのデバイスに不正アクセスする攻撃手法で、USBは電力供給だけでなくデータ通信も可能なため、悪意ある充電ポートやケーブルを使うことで、ユーザーの知らないうちに情報が抜き取られる可能性があります。

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ジュースジャッキングのリスク

  1. 個人情報の窃取
    連絡先、写真、メッセージ、パスワードなどが盗まれる可能性があります
  2. マルウェア感染
    遠隔操作やスパイ行為、情報の外部送信などが行われる恐れがあります
  3. マルチデバイス攻撃
    感染したスマホが他のデバイスにマルウェアを拡散する媒介になってしまいます
  4. 無効化攻撃(ロック)
    スマホがロックされ、身代金を要求される可能性があります

対策方法

ジュースジャッキングの被害に合わないために、以下のことを心がけましょう。

  • 自分の充電ケーブルを使用する
    公共のケーブルは使わないようにします
  • モバイルバッテリーを持ち歩く
    自分でモバイルバッテリーを持ち歩くことで、公共の充電ステーションを使わずに済みます
  • スマホのOSやセキュリティソフトを最新に保つ
    セキュリティ対策の基本中の基本です
    スマホのOSの脆弱性を悪用されないよう、最新の状態で使うようにします

ライタープロフィール

kikuchi@fujidenki
kikuchi@fujidenkiフジデンキオーナー
菊地 弘尚 ーHirotaka Kikuchiー
フジデンキのなかの人
パソコンの販売と修理、サポート、ウェブサイトの制作を生業としています。
趣味はデジタルガジェット全般(ゲーム機は除く)。
https://note.com/penchi

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